作者コメント:
こちらの絵は夜空の中の星をイメージして暗闇の中にある光をテーマにしました。
私はいつも家に帰ったら部屋の電気を消していることが多いです。
それは外が明るい時に電気を消すことによって外の世界との遮断をするためです。
そうすることで喧騒から離れて心がリセットされるのです。
私が星が好きなのも星は何処に居ても見えるので例え暗闇の中に居ても
「誰かと何処かで繋がっている」と感じることが出来るからです。
光の表現を波紋のようにしたのは儚さ、水が落ちたときに周りに広がっていく様を暗闇に広がる光のように表現したくて波紋にしました。
私の中でのこだわりは最初にセロハンテープの芯を使い丸を描いたのですが、
それを残して上から黄色やネイビーで重ね塗りしたところです。
あえて後ろに丸が見えているのは光の中、明るい中に「本心」、「自分の中にある影」が埋もれないようにしたくてこのように表現しました。
今回はメインカラーが黄色だったのですが、ベースカラーをネイビー、黒色にしたのも「心の内」や「夜空」を表現したかったからです。
作業する過程で自分と向き合う事があり、中々当初想像していたものからかけ離れたりという事もありましたが
最後は自分が表現したいことを描き切ることが出来たので私としては満足したので良かったと思っています。